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骨を強くするには、骨への刺激も大切


気候が良くなると外出する機会が増えます。

最近は、新型コロナウイルスの影響で室内で過ごす時間が増え、運動量の低下も気になるところです。

運動は気分転換にもなりますし、筋肉量の維持もできます。

また、骨に刺激を与えることで骨を強くもします。

そして日光にあたることで、カルシウムの吸収を助ける役割のあるビタミンDも作ることができます。

重力が無い宇宙空間では骨への刺激が少ないため、骨の形成よりも吸収が上まわった状態が続き、通常の10倍以上の速さで骨量が減っていきます。

これは、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と同じ状態だとも言われ、加齢で骨の吸収と形成のバランスが崩れているのと似ています。

また、体内にあるカルシウムの99%を蓄えているのが骨です。

残りの1%は血中に存在して、これが筋肉の収縮や情報伝達などに使われます。

もし血中のカルシウムが不足すると、破骨細胞の働きで骨を溶かして補います。

その後は、骨芽細胞によって骨は修復されるのが通常ですが、何かしら問題があると、修復が間に合わなくなって骨が弱くなってしまうこともあります。

そうなる前に、カルシウムの適度な摂取と、運動は日頃から大切ですね。

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速歩きは健康にいい?

DNAの研究で「速歩きの人は老化が遅い」と判明

イギリス人40万人以上の遺伝子データと歩行ペースを分析した大規模な研究により、運動量に関係なく「歩くのが速い人は老化が遅い」ということが示されました。

これにより、歩くのが速い人とそうでない人では、中年期にさしかかるころの老化の度合いに16歳分もの差が発生することが分かりました。

これまでの研究により「歩く速度によって心疾患で死亡するリスクが変化する」ことや、「歩く速さと脳や体の老化には関係がある」ことなどが知られていますが、因果関係までは証明されていなかったので、単に健康な人ほど速く歩けるだけの可能性が捨てきれないという課題がありました。

この問題について、イギリス・レスター大学の運動学者であるトム・イェーツ氏は、「私たち研究者は、歩行ペースが健康状態を示す非常に強い予測因子であることを明らかにしてきましたが、実際に『速歩きをすると健康になれる』ということを確認するには至っていませんでした」と話しています。

歩く速さと老化の関係を解き明かすカギとして、イェーツ氏らの研究チームが注目したのがテロメアです。

細胞内の染色体の末端にあるテロメアは、靴ひもの先端の固い部分のように遺伝子を保護する役割を果たしています。

しかし、テロメアは遺伝子が複製される度に少しずつ短くなるので、最終的にはテロメアが短くなりすぎて細胞分裂ができなくなります。

これは「複製老化」と呼ばれており、遺伝子が損傷した細胞が無軌道に増えてがん化するのを防ぐ一方で、人体のさまざまな老化現象の原因もなっていると考えられています。

テロメアと健康の複雑な関係は完全には解明されていませんが、研究チームはテロメアの長さが老化の度合いを調べるのに最適な指標になると考えて、UKバイオバンクの登録者40万5981人の遺伝子データと自己申告による歩行速度、そして参加者が装着したウェアラブルデバイスによる活動追跡記録のデータを分析する研究を行いました。

その結果、歩くのが速い人は白血球から得られたテロメアの長さである白血球テロメア長(Leukocyte telomere length:LTL)が有意に長いことが判明しました。

その一方で、逆にLTLが長ければ歩くのも速いということはなかったため、これにより歩く速さとLTLの間の因果関係も確かめられました。

論文の筆頭著者であるパディー・デンプシー氏は、研究結果について「遺伝子データを用いることで、歩く速さとテロメアの長さの因果関係を強力に証明することができました。

また、ウェアラブルデバイスからのデータでも、速歩きを始めとする習慣的な活動の強度が果たす役割は大きいことが裏付けられています」と評価しました。

さらに同氏は、「この結果は、歩く速さの測定で簡単に慢性疾患や老年症候群のリスクを調べることが可能であり、どのような生活改善をするかの介入を考える上でも歩行の速度が重要な役割を果たすことを示唆しています。

例えば、ただ歩行量を増やすだけではなく、バス停までいつもより速く歩くことを目標にするといったことが可能なのです。

ただし、これを確認するにはさらなる調査が要ります」と述べて、速く歩くのを心がけることが老化対策のポイントになるとの見方を示しました。


姿勢に気を付けて


 すっかりテレワークをはじめオンラインでの仕事などが多くなっています。

 大学などでも、インターネットを使った講義も増え、現在も行っているところも多いようです。

 特にパソコンよりもスマートフォンやタブレットを使用することが増えていますが、問題として使用する時の姿勢があります。

 そこから、骨格のゆがみや筋肉の偏った疲労に繋がります。

 さらには、姿勢の悪さから、脊髄が引き伸ばされることもあります。

 また、画面から出る光から目が疲れやすくなります。

 眼球は脳から直接出ていますし、脊髄も脳と繋がっていますので、姿勢が悪い状態で、目が疲れると、脊髄と目への負担から脳も疲れやすくなると考えられます。

 スマートフォンなどを使う場合は、いつも以上に姿勢に注意したほうが良さそうです。

赤ワインやベリーなどの摂取量が多い人には、 高血圧が少ない?


 赤ワインやベリーなどの摂取量が多い人には、高血圧が少ないというデータがあります。

 摂取量の多さと、腸内細菌の多様性にも関連して、それが血圧に関与している可能性も考えられていて、最近では、腸内細菌の多様性が高いほど、より健康的だと考える研究者も増えています。

 そのため、赤ワインやベリーなどは、植物性抗酸化物質の「フラボノイド」が多く含まれています。

 これが腸内細菌の働きを活発にさせ多様性を高める効果があるようです。

 最近の研究から、野菜や果物、魚、ナッツ類など食物繊維が豊富な穀物の摂取量が多い人は、炎症を抑えようとするに腸内細菌の割合が高く、肉や加工食品、砂糖の摂取量が多い人は、炎症を増やすようにする腸内細菌の割合が高いことが分かってきています。

チューインガムで腸の機能を回復


 昔からチューインガムが腸の機能を回復させる可能性があると考えられています。

 胃がんや大腸がんといった消化器系の手術後に有効とされ、腸が動きやすくなるので、腸閉塞のリスクを軽減することもできます。

 ある研究で、術後にガムを噛んでもらう人と、噛んでもらわない人と比べてどのような変化があるかを調べたところ、おならがだいたい10時間くらい早く、便も半日くらい早く出るといった結果が出たようです。

 その分、消化管の機能回復が早かったということですね。

 噛むという行為は、思いのほか胃腸を動かし、消化酵素を出しやすくするのでしょう。

 栄養補給にサプリメントと考える方も多いかと思いますが、やはり「噛む」という行為が胃腸を動かし、栄養を補給しやすくするのも大切ですね。

ココア

 寒くなってくると、暖かい飲み物が欲しくなります。

 コーヒーや紅茶、緑茶など暖かい物は、ホッと心を和ませてくれます。

 今回は、ココアについて研究した結果の1つを紹介します。

 ダークチョコレートに含まれるココアフラバノールは、血流を改善させる効果があると言われています。

 カカオを85%超含むダークココアは、手足の血流を増加し、骨格筋のミトコンドリア活性や筋再生を向上させる可能性があるとの報告もあります。

 これは、末梢動脈疾患(PAD)患者の歩行能力を向上につながるとも考えられ、血流が改善するだけでなく、筋肉も再生しやすいのは、体の疲労回復にも繋がるのではないでしょうか。

 寒くなってきた今、寝る前に、ホットココアも良いかもしれませんね。


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