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健康コラム
2024年3月
おかずと汁と漬物でご飯を食べる「一汁三菜」が基本的な組み合わせといわれる和食。
これは、主食であるご飯をおいしく食べるために工夫された様式だそうです。
伝統的な日本食を食べている女性は、西洋食よりも脳などにある灰白質(神経細胞の体の部分が集まっている所)の 萎縮が少ないことが、研究調査で判明しました。
ところが、男性はこのような食事をしても、脳の萎縮との関連がなかったそうです。
料理も大切ですが、使う食材も重要です。
全粒穀物や魚介類、野菜、キノコ類、大豆製品、緑茶などの摂取量が多い、健康的な食事パターンを多くするのも良いかもしれません。
しかし、今回の研究結果では女性には有効的でも、意外と男性ではそうでもないということです。
日本食は健康的ではあるものの、男女で違いが出るのは、何が関係しているのか不思議に思います。
これからの更なる研究に期待が出てきますね。
2024年3月25日 10:38
卵の摂取が、脂肪性肝疾患と高血圧症に対する保護的な効果を示し、週3個以上の摂取でそれらの発症リスクがより低くなる 卵について体に良い、悪いと議論されることがありますが、卵にはタンパク質だけでなく、ミネラルやビタミンなどの豊富な栄養素が含まれています。
食物繊維とビタミンC以外の栄養素を全て含んでおり、その栄養価の高さから「完全栄養食品」ともいわれています。
それだけ健康的な食品と思うのですが、悪く言われるのは、コレステロール量です。
日本人の食事摂取基準によると、コレステロールの摂取量は、1日200mg未満に留めることが望ましいとなっています。
卵黄1個当たりでは、180~225mgとなることを考えると、生活習慣病の「悪者」扱いされることが多いのです。
しかし、卵についていえば、卵の摂取と病気の関係性については調査した研究は乏しく、その結果には一貫性がないことが多かったそうです。
そこで詳しく調べたところ、1日当たりおよび1週間当たりの卵の摂取量は、脂肪性肝疾患や高血圧が無いの人の方が多かったとの結果が出ています。
食生活も様々ですが、卵のように栄養価が高いとコレステロールの吸収に違いがある可能性もあります。
やはりバランスが取れた食事が、一番健康的ですね。
2024年3月21日 10:47
人気な野菜の一つに、ブロッコリーがあります。
ブロッコリーは農林水産省から50年ぶりに新しく指定野菜とされ、注目もされています。
指定野菜とは、国が消費量が多い野菜をリストアップしたもので、それだけ消費量も多いのでしょう。
個人的には、ダイエットの時に出てくる野菜のイメージがありますが、ブロッコリーは、ダイエットに役立つだけでなく、体にも良い効果があるようです。
アメリカのサウスフロリダ大学の研究では、全身の慢性炎症と死亡率の低下に関連していたことが分かってきました。
脂肪を蓄えている細胞(脂肪細胞)が分解される時には、炎症が体内で生じます。
この炎症は自然と収束しますが、肥満などの場合、脂肪を溜めこみすぎているので、収束することができなくなります。
これが、慢性炎症という状態です。
これが続くと、生活習慣病のリスクが高くなっていきます。
ブロッコリーを摂取することで、どれだけ炎症が落ち着かせるかは不明なところもありますが、ダイエットをしながら摂取すれば、相乗効果は期待できそうです。
2024年3月12日 12:16
薬は時として、脳活動に影響を与えることがあります。
その影響の大きさは、使用者がその薬の強さをどれだけ信じているかによって変わる可能性があるようです。
これは実験で実際と異なる情報を与えて、脳がどのように反応するのかを調べたところ、電子タバコのニコチン量が多いと言われた喫煙者は、実際のニコチン量は少なくても、言われた量に一致する脳の活性化を示したようです。
この状況をMRIなどで調べると、睡眠や覚醒に関係する脳の部分である視床の活性も高まっていることが判明しました。
この視床と、意思決定や信念状態に重要と考えられてい前頭野との間の機能的な結合も、強くなっていたようです。
これは薬でも同じことが言えるようで、「思い込み」によって、より効果が出やすい可能性があるとも言えます。
薬に限らず信念など強い意志を持っていると、それなりの効果が得られるのかもしれませんね。
2024年3月 1日 13:08
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