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ナノプラスチック


 今では、ペットボトルで水やお茶を持ち歩き、そこから水分補給を行うのは普通になっています。

 ペットボトルがない時代は、水筒を持ち歩いていたのかと思うと、どこでも水などが買える今は、便利になっているのだと実感します。

 しかし、ペットボトルの中には、微細なプラスチックの粒子が何十万個も含まれているようです。

 米コロンビア大学の研究では、1Lのペットボトル入り飲料水の中に検出可能なプラスチック粒子でも、平均約24万個含まれていることが分かってきました。

 さらに10個に9個はナノプラスチックであることが明らかになっています(1ナノメートルは1メートルの100万分の1の大きさ。これよりも小さいものがナノプラスチックとなります)。

 プラスチックは基本的には分解されず、どんどん小さくなっていくだけです。

 理論的にどこまで小さくなるかに限界はないともいわれています。

 ナノプラスチックは非常に小さいため、 腸や肺を通過して血管内にも入り、最終的には心臓や脳などの臓器に蓄積しているのです。

 今後、これがどのように影響してくるのか未知数ですが、こいういったものも体外に排出できるように体が働いてくれたらと思います。


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高齢者の不眠症に大効果!


高齢者の不眠症に大効果!
筋力強化運動が最も効果的と判明…新たな研究結果




 タイのマヒドン大学のキティポン・ナガビロジ教授らの研究チームは、不眠症を抱える高齢者約2000人を対象とした24件の臨床試験をメタ分析した。

 その結果、筋力強化運動が睡眠の質の改善に最も効果的であることが判明した。

 この研究結果は、医学誌「家庭医学と地域社会保健(Family Medicine and Community Health)」に5日付で発表された。

 研究チームによると、「高齢者の5人に1人が不眠症を抱えており、睡眠の質の低下はさまざまな健康問題や認知機能の低下と関連している」という。

 さらに「これまでの研究では、運動が不眠症の緩和に役立つことが示されているが、どのタイプの運動が最も効果的であるかははっきりしていなかった」と指摘した。

 そこで、不眠症と診断された60歳以上の2045人を対象に、運動の種類ごとの効果を比較する24件の国際的な臨床試験データを分析した。

 臨床試験では、運動の種類ごとの効果を比較するため、以下の運動が実施された。

 サイクリング、水泳、速歩、ガーデニングといった「有酸素運動」、ウェイトトレーニングや腕立て伏せなどの「筋力強化運動」、ステップアップやつま先立ち歩行といった「バランス運動」、体操やヨガなどの「柔軟性運動」、さらに複数の運動を組み合わせた「複合運動」だ。



 運動の効果はグローバル・ピッツバーグ睡眠質指数(GPSQI)を用いて評価。

 その結果、筋力強化運動の改善効果が5.75点と最も高い数値を示した。

 他の運動と比較すると、有酸素運動は3.76点、複合運動は2.54点の改善効果に留まった。

 非運動療法の中では「睡眠教育」が最も効果的だったが、筋力強化運動には及ばなかったという。

 研究チームは「筋力強化運動と有酸素運動は、日常的な活動と比べて臨床的に有意なレベルで睡眠の質を向上させる」とし、「高齢者は身体機能の制約により一部の運動が難しい場合もあるが、それでも筋力強化運動が高齢期の不眠症解消に最も効果的な運動である」と結論付けた。



MSNより転載


蕁麻疹で癌?


 夏場は半袖の服装が多いためか、皮膚トラブルもよく耳にします。

 皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、痒みも伴う場合もあってしばらくすると消えてしまう蕁麻疹。

 人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると似たような皮膚症状が現れることからこの名前がついたそうです。

 デンマーク・オーフス大学病院の調査研究で蕁麻疹の患者は、そうでない人と比べると診断後1年間でがんになるリスクが49%高く、その後の数年間でも6%でリスクが増えていると言います。

 年齢などでも変わってくる結果だとは思いますが、隠れていたがんが、蕁麻疹になるのを活発化した可能性やがんと蕁麻疹が共通の危険因子がある可能性も考えられます。

 今後の研究でまた分かってくるとは思いますが、蕁麻疹は、はっきりと原因が分かるのは全体の10~30%程度でほとんどは原因不明です。

 寝不足や仕事などのストレス、子供では風邪や学校などでのストレスが原因となることがあります。

 そういった事から、免疫自体が弱っているのも影響しているかもしれません。


エアコンで喘息?


 暑さが増すと脳卒中も増えるというデータもありますが、水分不足で血液がドロドロになっているのも、血管が詰まりやすくリスクが増えることも考えられます。

 喘息は大気汚染をしている物質やアレルゲンを吸い込む事などが関連していることが知られています。

 最近では、喘息の症状がエアコンの冷気を吸うことで現れやすくもなっているとも言われています。

 気温の高さが喘息による入院の増加に関連するという報告も存在していて、日本でも夏季に気温が高くなると夜間の喘息増悪による来院が増加したことが報告もあります。

 調査で、2002~19年の間に夏のぜんそくによる入院数を調べたところ、その結果、夏季の気温上昇が喘息による入院数が増え、中でも16~64歳の男性で多い傾向にあったそうです。

 体調は、急激な温度変化によって左右されることがあります。

 暑い時期は、熱中症に意識が向きやすく涼しくしようとしますが、いつの間にか体が冷えていることもあるので注意が必要ですね。

 また、エアコン内やフィルターなどの汚れを吸っている可能性もありますので、掃除もしっかりと行いましょう。


白内障


 暑さが増し、強い日差しで紫外線が気になる人も多くなっているのではないでしょうか。

 紫外線は皮膚への影響だけでなく、眼病リスクを高めるという報告も増えています。

 最近では紫外線だけでなく、温度や熱中症の既往歴も白内障になる可能性があると言います。

 生涯で浴びる紫外線量が多いと、眼にある水晶体の表面層(皮質)が白く濁る「皮質白内障」の発症と関係があるとされていましたが、本当は水晶体の中心(核)が硬くなる「核白内障」になる可能性が最も多いようです。

 これは紫外線の強さで変化している可能性が高いとも考えられています。

 また、子供の時の紫外線を浴びた量が、大人になって白内障リスク因子として大きいも分かってきました。

 日本では使用が多い日傘は、眼に対しては紫外線を10~30%程度しかカットしませんが、帽子は種類によってがは20~70%、サングラスは50~98%とも言われています。

 帽子とサングラスを併用することで95~99%カットできるので、組み合わせて使用するのが良さそうです。


キシリトールで心筋梗塞、脳卒中?


 砂糖と同じような甘さがありながら、カロリーも低く虫歯になりにくい甘味料と言えばキシリトールです。

 大量に摂取するとお腹がゆるくなるのも有名な話ですが、このキシリトールの摂取量が多いと、心筋梗塞や脳卒中などの発生リスクが高まる可能性のあるようです。

 研究の結果では、空腹時に血漿中のキシリトールが増加していると血小板の反応性や体内の血栓形成に関係する数値がアップしているので、体内で血栓ができやすい可能性が出てくというわけです。

 多少のキシリトールではそこまで影響は無いようですが、いろいろと人工甘味料がある中で健康に影響があるのも増えてきているかもしれません。