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健康コラム 2022年4月

骨を強くするには、骨への刺激も大切


気候が良くなると外出する機会が増えます。

最近は、新型コロナウイルスの影響で室内で過ごす時間が増え、運動量の低下も気になるところです。

運動は気分転換にもなりますし、筋肉量の維持もできます。

また、骨に刺激を与えることで骨を強くもします。

そして日光にあたることで、カルシウムの吸収を助ける役割のあるビタミンDも作ることができます。

重力が無い宇宙空間では骨への刺激が少ないため、骨の形成よりも吸収が上まわった状態が続き、通常の10倍以上の速さで骨量が減っていきます。

これは、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と同じ状態だとも言われ、加齢で骨の吸収と形成のバランスが崩れているのと似ています。

また、体内にあるカルシウムの99%を蓄えているのが骨です。

残りの1%は血中に存在して、これが筋肉の収縮や情報伝達などに使われます。

もし血中のカルシウムが不足すると、破骨細胞の働きで骨を溶かして補います。

その後は、骨芽細胞によって骨は修復されるのが通常ですが、何かしら問題があると、修復が間に合わなくなって骨が弱くなってしまうこともあります。

そうなる前に、カルシウムの適度な摂取と、運動は日頃から大切ですね。

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