今では、ペットボトルで水やお茶を持ち歩き、そこから水分補給を行うのは普通になっています。
ペットボトルがない時代は、水筒を持ち歩いていたのかと思うと、どこでも水などが買える今は、便利になっているのだと実感します。
しかし、ペットボトルの中には、微細なプラスチックの粒子が何十万個も含まれているようです。
米コロンビア大学の研究では、1Lのペットボトル入り飲料水の中に検出可能なプラスチック粒子でも、平均約24万個含まれていることが分かってきました。
さらに10個に9個はナノプラスチックであることが明らかになっています(1ナノメートルは1メートルの100万分の1の大きさ。これよりも小さいものがナノプラスチックとなります)。
プラスチックは基本的には分解されず、どんどん小さくなっていくだけです。
理論的にどこまで小さくなるかに限界はないともいわれています。
ナノプラスチックは非常に小さいため、 腸や肺を通過して血管内にも入り、最終的には心臓や脳などの臓器に蓄積しているのです。
今後、これがどのように影響してくるのか未知数ですが、こいういったものも体外に排出できるように体が働いてくれたらと思います。
2024年8月 5日 09:20
糖尿病などで血糖値を上げにくい食材として、納豆や海藻類があります。
飲みのもとしては緑茶が効果があるとも言われています。
今回、ハーブやスパイスなどが糖尿病に与える影響を調査した結果、 空腹時の血糖値やヘモグロビンA1c、インスリン値の低下と関連しているようです。
ヘモグロビンA1cは、全身の細胞に酸素を送る働きがあります。
血糖値が高い状態が続くと、ヘモグロビンに結合するブドウ糖の量が多くなるので、ヘモグロビンA1cは高くなります。
この検査は過去1~2ヶ月前の血糖値を反映しますので、当日の食事や運動など、短期間の血糖値の影響を受けないのも特徴です。
なので、検査が近いからといって、食事を調整したり運動しても バレてしまうのです。
日頃から食生活が大切ですので、食材にも気をつけましょう。
今回の調査では、とくに生姜を摂取すると改善しているようです。
生姜は血流をよくする食べ物でもあるので、日本では馴染み深いものがあります。
他にもブラッククミンはヘモグロビンA1cを低下させ、シナモンもインスリンを低下させる効果があるようです。
摂取する量にもよるとは思いますが、日頃から食事に取り入れると良いかもしれません。
しかし、運動や食事量は意識するとより効果的だと思います。
2024年4月17日 09:57
コーヒーに関係する論文は多くあります。
今回は、コーヒーに含まれる成分のトリゴネリンが、老化で起きるサルコペニア(筋肉減少や筋力低下など)の治療に効果がある可能性がわかってきました。
サルコペニアが起きる原因は様々ですが、その中でも、
・ミトコンドリアが新しく作られる数が減る。
・生物に必要不可欠なエネルギーのATPの生成が減る。
などが、筋肉老化の特徴に関係していることが明らかになっています。
コーヒーなどの植物に存在していて、人の体内でもビタミンB3から少し作られるトリゴネリンという物質が、サルコペニアになっている高齢者の血中には少ないことが多いようです。
さらに調べると、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、1日1杯未満の人に比べて、サルコペニアの有病率が60%ほど低いという調査結果も出ています。
コーヒーを飲むことで今後どのくらい予防できるかはまだ未知数ですが、運動だけでなく、このような飲み物でも効果があるのは、コーヒー好きからしたらありがたいです。
2024年4月 3日 10:08
おかずと汁と漬物でご飯を食べる「一汁三菜」が基本的な組み合わせといわれる和食。
これは、主食であるご飯をおいしく食べるために工夫された様式だそうです。
伝統的な日本食を食べている女性は、西洋食よりも脳などにある灰白質(神経細胞の体の部分が集まっている所)の 萎縮が少ないことが、研究調査で判明しました。
ところが、男性はこのような食事をしても、脳の萎縮との関連がなかったそうです。
料理も大切ですが、使う食材も重要です。
全粒穀物や魚介類、野菜、キノコ類、大豆製品、緑茶などの摂取量が多い、健康的な食事パターンを多くするのも良いかもしれません。
しかし、今回の研究結果では女性には有効的でも、意外と男性ではそうでもないということです。
日本食は健康的ではあるものの、男女で違いが出るのは、何が関係しているのか不思議に思います。
これからの更なる研究に期待が出てきますね。
2024年3月25日 10:38
2023年8月24日 13:42
脱水症状の際に失われた水分や塩分をすみやかに補う経口補水液を巡り、消費者庁が注意を呼び掛けている。
同庁が定める成分基準を満たしていない製品があるほか、日常の水分補給として水やお茶のようにがぶ飲みすると塩分や糖分を取り過ぎたりするためだ。
このため、今年5月から「経口補水液」という表示に許可制を導入。
適切な製品を適切に摂取するよう促している。
「飲む点滴」とも呼ばれる経口補水液は、ナトリウムなどのミネラルとブドウ糖を一定の割合で水に配合した飲料。
体内での吸収速度を高めるため、体液とほぼ同じ浸透圧に調製されている。
市販品のほか、家庭でも水1リットルに砂糖40グラムと塩3グラムを溶かして作ることができる。
一方で、消費者庁は経口補水液を製品として販売する場合、個別に臨床試験データの提出を受け、ナトリウムやカリウム、ブドウ糖の含有量などが審査に合格したものを「特別用途食品」と認定してきた。
ただ、今年8月現在で認定を得ているのは、大塚製薬工場の「オーエスワン(ОS-1)」など3社の製品のみ。
清涼飲料水に該当しながら「経口補水液」と表示されている製品と、店舗で並べて販売されるケースもあった。
このため今年5月、特別用途食品としての表示に許可制を導入。
許可を得ていない製品は「経口補水液」の表示ができないようになった。
猶予期限の令和7年5月末までに表示を変更する必要があるが、購入者の混同を避けるため、店舗で区別して陳列することも求めた。
ただ許可を受けた製品であっても、経口補水液はスポーツドリンクより塩分が多く、脱水状態ではないときに大量に飲むとナトリウムの過剰摂取を招きかねない。
特に高血圧や慢性腎臓病の人は1日の食塩摂取量を6グラム未満とすることが推奨されているが、オーエスワン1本(500ミリリットル)中にはその4分の1近い食塩換算で1・46グラム分のナトリウムが含まれている。
このため大塚製薬工場は脱水時に医師の指示に従って飲むよう製品に表示している。
消費者庁は「がぶ飲みによる健康被害を招いたり、逆に効果がなかったりする恐れがある。
表示をよく読んで適切に判断してほしい」としている。
2023年8月17日 10:57
食品添加物によっては、健康に影響することは以前から言われています。
その中でも、硝酸塩と亜硝酸塩は賞味期限の延長と細菌の増殖を防止のために加工肉に使用されていることが多いのですが、食品添加物由来の硝酸塩の消費量が多い人は乳癌リスクが高く、亜硝酸塩では、前立腺癌のリスクが高くなる事が追跡調査で分かってきました。
また人工甘味料のアスパルテーム、アセスルファムKでは、すべての癌でリスクが増大傾向があることが判明したようです。
どのくらい摂取すると影響するのかはまだはっきりとは分かっていませんが、今後は、食品添加物や甘味料について制限がかかる可能性があるかもしれませんね。
2023年1月14日 16:18
赤ワインやベリーなどの摂取量が多い人には、高血圧が少ないというデータがあります。
摂取量の多さと、腸内細菌の多様性にも関連して、それが血圧に関与している可能性も考えられていて、最近では、腸内細菌の多様性が高いほど、より健康的だと考える研究者も増えています。
そのため、赤ワインやベリーなどは、植物性抗酸化物質の「フラボノイド」が多く含まれています。
これが腸内細菌の働きを活発にさせ多様性を高める効果があるようです。
最近の研究から、野菜や果物、魚、ナッツ類など食物繊維が豊富な穀物の摂取量が多い人は、炎症を抑えようとするに腸内細菌の割合が高く、肉や加工食品、砂糖の摂取量が多い人は、炎症を増やすようにする腸内細菌の割合が高いことが分かってきています。
2021年5月20日 17:03
寒くなってくると、暖かい飲み物が欲しくなります。
コーヒーや紅茶、緑茶など暖かい物は、ホッと心を和ませてくれます。
今回は、ココアについて研究した結果の1つを紹介します。
ダークチョコレートに含まれるココアフラバノールは、血流を改善させる効果があると言われています。
カカオを85%超含むダークココアは、手足の血流を増加し、骨格筋のミトコンドリア活性や筋再生を向上させる可能性があるとの報告もあります。
これは、末梢動脈疾患(PAD)患者の歩行能力を向上につながるとも考えられ、血流が改善するだけでなく、筋肉も再生しやすいのは、体の疲労回復にも繋がるのではないでしょうか。
寒くなってきた今、寝る前に、ホットココアも良いかもしれませんね。
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2020年12月 2日 13:56
産経ニュース / 2020年11月27日 21時57分
奈良県立医科大学(同県橿原市)は27日、新型コロナウイルスが市販のお茶によって無害化する効果を確認したと発表した。
基礎研究段階で人での効果は未確認だが、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%が感染力を失っており、感染対策の一つとして期待。
商品により効果に差があり、メーカーの許可を得て商品名の公表を検討するとしている。
実験は同大の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チームが実施した。
実験ではペットボトル入りの緑茶や紅茶など約10商品を使用。試験管内でウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとの感染力を持ったウイルスの量を検査した。
最も効果が高かったのは茶葉から淹(い)れた紅茶で、感染力のあるウイルスは1分間で100分の1、10分間で千分の1以下にまで減少した。
矢野教授は、人への効果について「可能性の段階」とした上で、「インフルエンザでカテキンの効果は確認されており、お茶を飲むことで同じような効果が期待される」と話した。
矢野教授によると、カテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナでも同様の効果が推測されるという。
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2020年11月28日 08:59