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健康コラム 2019年11月

体の状態で、やる人とやらない人が分かれます。


 前回は、やる人とやらない人の話をしました。

 そこには、脳から出るホルモンが関わっているということでしたが、今回は体の状態の話をします。

 頭がしようと思ってすぐに行動に移せるには、腰の力がしっかりしていることも関係しています。

 例えば、座っている時にスッと立てる人と、どこかに手をついて立つ人がいます。

 その場合、スッと立てる人の方が早く動けるのは分かると思います。

 そこには、腰の強さがあります。

 スッと立てない場合は腰椎5番の力が抜けているからで、立てる人の場合は、腰椎の1番に力が入っているからです。

 これだけでも、思い立ったらすぐに行動を起こせるか、それとも、「しないといけないな...」と思いながら月日が経ってしまうかに別れたりします。

 ただし、あまりにも腰痛1番に力が入りすぎると頭だけで考えて行動に移してしまい、他のものが見えなくなり過ぎてしまう事もあるので、くれぐれもバランスが大切です。

 このように、人の行動や動きによって相手がどのような状態なのかを知る事もできます。

 なかなか行動に移せない人の場合は、腰に疲れが溜まりすぎているのかもしれませんよ!



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「やる人、やらない人」の共通するホルモン


 成功する人は、「すぐやる!」という行動が早いのが特徴の一つです。

 成功する人がうまくいくのは、すぐやる事で、誰よりも早くチャンスを手にできるメリットがあるからです。

 当たり前の話なのですが...。

 実は、「やらない人」と「やる人」の脳から出るホルモンは同じだという事をご存知でしょうか?

 そのホルモンは、『セロトニン』です。

 この物質は、精神を安定させることで幸福を感じやすくさせます。

 やる人は、これをやると成功する、他の人よりも早くやっているという優越感などから嬉しいと思いドーパミンが出ます。

 反対に、やらない人の場合では、やらないという事に罪悪感を感じ、恐怖・不安に対するホルモンであるノルアドレナリンを出します。

 しかし、どちらも分泌しすぎると精神的に不安定になります。

 その精神的なストレスを和らげようとセロトニンが分泌して、ドーパミンやノルアドレナリンを落ち着かせようとするのです。

 どちらも快楽を感じてしまうので、やらない人は、「またやらなかったな...」と罪悪感を感じながらも繰り返してしまうのです。

 これも脳の仕組みの一つなので、その性質を理解すれば、「やらない」から「やる」に行動を変換することもできます。

 その解決方法として、やらなかった事で「自分がどうなるのか?」と考えるとノルアドレナリンが出ます。

 そこから、「そうならない為にはどうする?」と考えると、あれをすればいいなと期待の気持ちが出てドーパミンが出てきます。

 この組み合わせを強化していくと、やらない習慣が改善されるのです。



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身体を活性化させている仕組み

 骨は、筋肉を発達させるには欠かせないものです。

 骨と筋肉で体は動きますが、ただ動くだけでは臓器などが正常な位置に保つことができません。

 そこで、人が重力に対して立つことができる理由に『張力』が必要で、これによって体の臓器や筋肉が正常に動き、体を活性化させています。

 体の張力を発生させているのは骨と筋肉だけの働きだけでなく、体内を縦に走る血管(閉鎖性の血管)で、その内圧は心臓と脾臓の働きによって足や手の先端にまで張力を充満させています。

 一方、腸管系と肺は腸と協調して肺の圧力を伝え、口と肛門により閉塞性を得て体幹に張力を充満させています。

 人間が活発に動くためには、これらの臓器が力の過不足なく協調して働く必要があります。

 そのため、括約筋というものが存在し、胃や肛門、膀胱、眼にある特殊な筋肉で収縮すると「締め付ける」作用があり圧力を調整しているとも言えます。

 この協調性が乱れることで心臓や腸管の働きが狂い、結果的には、体の張力が失われることによって体が思うように回復しなくなるようになります。

【まとめ】

・血管や腸管の閉塞によって圧力を作る。
・血管は心臓、脾臓の働きで協調性を保つ。
・腸管は肺の働きで協調性を保つ。
・括約筋で調節をしている。

 この仕組みを知っていると、筋肉や骨の歪み、硬さだけで体の良し悪しを判断するのは正しいとは言えないのです。


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呼吸数と寿命


 小動物ほど寿命は短く、大型動物は寿命は長いという結果があります。

 ネズミは5年、酸素消費量は1000。
 犬は12~15年、酸素消費量は500。
 馬は40~50年、酸素消費量は100。
 人間は75年、酸素消費量は250。

 普通であれば、大型動物ほどエネルギーが多く酸素量も多いので、寿命も短くなると考えるのが普通です。

 しかし、実際に体重と酸素消費量を測定し、それと寿命を調べてみると大型動物の方が寿命が長いのです。


 これは、心拍数も関係しているのもあり、哺乳類の心拍数が約15億回程度と見積もられているので、呼吸数とも比例しているのがわかります。

 小動物ほど呼吸数と心拍数は多いので、寿命が短くなります。

 それでは人間はどうかというと、上の例で見ると犬と馬の間に位置しています。

 酸素消費量、体の大きさから言うと馬よりも小さく、酸素消費量も多いのですが、寿命は馬よりも長いという結果です。

 これだと、今までの法則と違うじゃないか!と思われますが、ここが人間の特徴です!

 酸素量が多い一つの理由に『脳に対する消費量』、これが他の哺乳類と比べてはるかに多いのです。

 それは、他の動物より人間の大脳が発達し、それだけ大きいことを意味しています。

 体を動かすよりも、脳を働かすために必要な酸素量がそれだけ必要だということです。

 このことから、人間が他の哺乳類より酸素量が多くても肉体に対して使うエネルギーよりもはるかに「脳」に対して使うことに重点を置いていることが解ります。



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