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脳の萎縮予防には和食がいいかも
おかずと汁と漬物でご飯を食べる「一汁三菜」が基本的な組み合わせといわれる和食。
これは、主食であるご飯をおいしく食べるために工夫された様式だそうです。
伝統的な日本食を食べている女性は、西洋食よりも脳などにある灰白質(神経細胞の体の部分が集まっている所)の 萎縮が少ないことが、研究調査で判明しました。
ところが、男性はこのような食事をしても、脳の萎縮との関連がなかったそうです。
料理も大切ですが、使う食材も重要です。
全粒穀物や魚介類、野菜、キノコ類、大豆製品、緑茶などの摂取量が多い、健康的な食事パターンを多くするのも良いかもしれません。
しかし、今回の研究結果では女性には有効的でも、意外と男性ではそうでもないということです。
日本食は健康的ではあるものの、男女で違いが出るのは、何が関係しているのか不思議に思います。
これからの更なる研究に期待が出てきますね。
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2024年3月25日 10:38
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夏場は半袖の服装が多いためか、皮膚トラブルもよく耳にします。
皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、痒みも伴う場合もあってしばらくすると消えてしまう蕁麻疹。
人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると似たような皮膚症状が現れることからこの名前がついたそうです。
デンマーク・オーフス大学病院の調査研究で蕁麻疹の患者は、そうでない人と比べると診断後1年間でがんになるリスクが49%高く、その後の数年間でも6%でリスクが増えていると言います。
年齢などでも変わってくる結果だとは思いますが、隠れていたがんが、蕁麻疹になるのを活発化した可能性やがんと蕁麻疹が共通の危険因子がある可能性も考えられます。
今後の研究でまた分かってくるとは思いますが、蕁麻疹は、はっきりと原因が分かるのは全体の10~30%程度でほとんどは原因不明です。
寝不足や仕事などのストレス、子供では風邪や学校などでのストレスが原因となることがあります。
そういった事から、免疫自体が弱っているのも影響しているかもしれません。
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2024年7月29日 12:58
暑さが増し、強い日差しで紫外線が気になる人も多くなっているのではないでしょうか。
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生涯で浴びる紫外線量が多いと、眼にある水晶体の表面層(皮質)が白く濁る「皮質白内障」の発症と関係があるとされていましたが、本当は水晶体の中心(核)が硬くなる「核白内障」になる可能性が最も多いようです。
これは紫外線の強さで変化している可能性が高いとも考えられています。
また、子供の時の紫外線を浴びた量が、大人になって白内障リスク因子として大きいも分かってきました。
日本では使用が多い日傘は、眼に対しては紫外線を10~30%程度しかカットしませんが、帽子は種類によってがは20~70%、サングラスは50~98%とも言われています。
帽子とサングラスを併用することで95~99%カットできるので、組み合わせて使用するのが良さそうです。
2024年7月17日 12:46
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大量に摂取するとお腹がゆるくなるのも有名な話ですが、このキシリトールの摂取量が多いと、心筋梗塞や脳卒中などの発生リスクが高まる可能性のあるようです。
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多少のキシリトールではそこまで影響は無いようですが、いろいろと人工甘味料がある中で健康に影響があるのも増えてきているかもしれません。
2024年7月 1日 13:08
動脈硬化と言えば生活習慣病で起きやすい病気だと思いますが、実際は、かなり昔から存在していた可能性が出てきました。
そもそも動脈硬化は老化現象の一つとも言われてはいますが、アメリカにある心臓の研究所がミイラのCT画像データ検査を行ったところ、調べた結果37.6%が動脈硬化もしくは、ほぼ動脈硬化があると確認できたそうです。
動脈硬化が認められる場所を多い順に並べると、
大動脈が21.5%
腸骨-大腿動脈が20.7%
膝窩-脛骨動脈が16%
頸動脈が14%
冠動脈が0.4%
以上の結果がわかりました。
男女差は特になかったようですが、人間には生まれつき動脈硬化のリスクがある可能性がこの研究結果ではわかってきたようです。
食べ物以外にも、ストレスや環境の変化でも動脈硬化につながる場合もありますので、もしかすると、古代人では今以上にストレスが多かったかもしれません。
2024年6月19日 13:25