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健康コラム 原因不明の痛みや症状: 2024年8月

蕁麻疹で癌?


 夏場は半袖の服装が多いためか、皮膚トラブルもよく耳にします。

 皮膚の一部が突然赤く盛り上がり、痒みも伴う場合もあってしばらくすると消えてしまう蕁麻疹。

 人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると似たような皮膚症状が現れることからこの名前がついたそうです。

 デンマーク・オーフス大学病院の調査研究で蕁麻疹の患者は、そうでない人と比べると診断後1年間でがんになるリスクが49%高く、その後の数年間でも6%でリスクが増えていると言います。

 年齢などでも変わってくる結果だとは思いますが、隠れていたがんが、蕁麻疹になるのを活発化した可能性やがんと蕁麻疹が共通の危険因子がある可能性も考えられます。

 今後の研究でまた分かってくるとは思いますが、蕁麻疹は、はっきりと原因が分かるのは全体の10~30%程度でほとんどは原因不明です。

 寝不足や仕事などのストレス、子供では風邪や学校などでのストレスが原因となることがあります。

 そういった事から、免疫自体が弱っているのも影響しているかもしれません。


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