健康コラム
呼吸数と寿命

ネズミは5年、酸素消費量は1000。
犬は12~15年、酸素消費量は500。
馬は40~50年、酸素消費量は100。
人間は75年、酸素消費量は250。
普通であれば、大型動物ほどエネルギーが多く酸素量も多いので、寿命も短くなると考えるのが普通です。
しかし、実際に体重と酸素消費量を測定し、それと寿命を調べてみると大型動物の方が寿命が長いのです。
これは、心拍数も関係しているのもあり、哺乳類の心拍数が約15億回程度と見積もられているので、呼吸数とも比例しているのがわかります。
小動物ほど呼吸数と心拍数は多いので、寿命が短くなります。
それでは人間はどうかというと、上の例で見ると犬と馬の間に位置しています。
酸素消費量、体の大きさから言うと馬よりも小さく、酸素消費量も多いのですが、寿命は馬よりも長いという結果です。
これだと、今までの法則と違うじゃないか!と思われますが、ここが人間の特徴です!
酸素量が多い一つの理由に『脳に対する消費量』、これが他の哺乳類と比べてはるかに多いのです。
それは、他の動物より人間の大脳が発達し、それだけ大きいことを意味しています。
体を動かすよりも、脳を働かすために必要な酸素量がそれだけ必要だということです。
このことから、人間が他の哺乳類より酸素量が多くても肉体に対して使うエネルギーよりもはるかに「脳」に対して使うことに重点を置いていることが解ります。
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