健康コラム

原因不明な痛みやつらい症状

 現在、不調を訴えている人が大勢います。

 首こり、肩こり、腰痛に限らず、気管支喘息、アトピー性皮膚炎。高血圧、不眠症、便秘、生理痛、頭痛、スポーツ障害、自律神経失調症、更年期障害などなど。

 病院で治せる症状は病院で治すべきですが、症状によっては、病院での検査でも原因不明。

 「年のせい」「気のせい」といわれることも。

 原因が不明なので、取り敢えず、症状を抑える薬が処方されます。

 挙句に副作用で、さらに増える薬。

 よく、「〇〇が痛くなるんですが、薬を飲むと治るんです」といいながら、毎日のように薬を飲んでいる人がいます。

 治っていません。

 症状を抑えているだけです。

 これは薬に限らず、どんなに治療や施術、マッサージなどしても、原因が解決しなければ、治りませんし、再発します。 

 では、なにが原因なのか?

 いろいろな原因があるのですが、そのうちの一つが、脳や内臓の疲労と私たちは考えています。

 例えば、筋肉は、運動すると疲れたり筋肉痛になったりします。

 でも、筋肉の疲れや筋肉痛(筋肉の痛み)は病気ではないので、検査をしても、なにも引っ掛かりません。

 同じように、脳や内臓も、普段の仕事、食事、生活、ストレスなどで疲れます。

 しかし、疲労ぐらいでは、筋肉の痛みと一緒で、検査をしても、なにも引っ掛からないのです。

 だけど、脳や内臓も、疲れに気付いて欲しいと思っています。

 このまま疲労が溜まると病気になるかもしれないから、そうなる前に、気付いて!と、痛みや不調、疲労、歪み、違和感といったサインを出すのです。

 ただ困ったことに、脳が疲れてれば頭痛、胃の調子が悪ければ腹痛と分かりやすければいいのですが、大脳の右脳の前頭葉の疲労のサインを左膝の痛みとして出したり、胃の疲労のサインを肩こりとして出すことがあるのです。

 しかし、ほとんどの人は、まさか脳や内臓の疲労が原因だとは思わないので、膝に電気をかけたり、肩をマッサージしたりします。

 だから、治らないのです。

 原因はそこではないのですから。

 「骨盤や背骨が歪んでるのが痛みや不調の原因です」というところがあります。

 これも、なんらかの原因で歪むのであって、歪みが原因ではありません。

 例えば、お腹が痛いと、身体が歪みます。

 顔も、痛みで歪みます。

 しかし、身体や顔を歪めても、お腹は痛くなりません。

 それを「いや、お腹が痛いのは身体が歪んでいるからだ!」と矯正するよりも、さっさと痛みの原因であるお腹を治してあげた方が、簡単に身体の歪みは改善されます。

 あと、運動などしていると、膝や股関節、肩などが痛くなることがあります。

 通常、患部周辺の筋肉が硬くなったり、炎症を起こしたりするので、電気やマッサージなどの治療、施術をします。

 しかし、なかなか治らないときがあります。

 実は、なかなか治らない原因が、脳や内臓に原因があった!ということがあるのです。

 もちろん、全てが内臓や脳に原因があるとは限りません。

 首こりの原因が足首にあったことや、肩こりの原因が外反母趾にあったなんてこともありました。

 要は、痛みと原因が違うということが多々あるのです。

 それに気付かないと、「どこに行っても、なにをしても、治らない!」となります。

 もちろん、脳や内臓にも、疲労が溜まる原因があります。

 その場合は、その原因も解決していかなければなりません。

 なぜ、あなたの身体に痛みや不調、疲労感があるのか?

 原因が分からない、或いは、間違った原因で治療や施術、マッサージを受けていては、治りが悪いです。

 あなたを苦しめている原因を探しましょう。

 原因を解決すると、こうなります。

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