健康コラム
老化予防にはコーヒー?

今回は、コーヒーに含まれる成分のトリゴネリンが、老化で起きるサルコペニア(筋肉減少や筋力低下など)の治療に効果がある可能性がわかってきました。
サルコペニアが起きる原因は様々ですが、その中でも、
・ミトコンドリアが新しく作られる数が減る。
・生物に必要不可欠なエネルギーのATPの生成が減る。
などが、筋肉老化の特徴に関係していることが明らかになっています。
コーヒーなどの植物に存在していて、人の体内でもビタミンB3から少し作られるトリゴネリンという物質が、サルコペニアになっている高齢者の血中には少ないことが多いようです。
さらに調べると、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、1日1杯未満の人に比べて、サルコペニアの有病率が60%ほど低いという調査結果も出ています。
コーヒーを飲むことで今後どのくらい予防できるかはまだ未知数ですが、運動だけでなく、このような飲み物でも効果があるのは、コーヒー好きからしたらありがたいです。