健康コラム

肥満遺伝子?


 親が患っている病気などが、子供にも遺伝する可能性はあります。

 腰痛でも、約3割が子供に遺伝するともいわれ、ヘルニアや脊柱管狭窄症では発症する遺伝確率は50%もあるそうです。

 また、肥満も遺伝する可能性が高く、一緒に生活していると生活習慣などが似ているので、食生活や運動習慣が同じようになっているとも考えられています。

 他にも遺伝子は、体重を増えやすくする状態にも影響し、わずかに太りやすくするような遺伝子の変異は何百個もあるといわれています。

 このような遺伝子の変異を複数受け継いでいる人が肥満につながりやすい生活を送っていると、肥満のリスクは大きくなります。

 ある研究データによると、脳の視床下部は空腹感と代謝を調節しますが、こういった部分にうまく働かなくなる遺伝子を持っている人は、そうでない人に比べて体重が約5kg少なく、肥満になるリスクは半分だったといわれています。

 人それぞれ特徴がありますので、病気であれば未然に防げるように気をつけながら、ダイエットも自分に合ったものを選択するのが健康的だと思います。


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