健康コラム

卵は体に良い?悪い?


 卵の摂取が、脂肪性肝疾患と高血圧症に対する保護的な効果を示し、週3個以上の摂取でそれらの発症リスクがより低くなる 卵について体に良い、悪いと議論されることがありますが、卵にはタンパク質だけでなく、ミネラルやビタミンなどの豊富な栄養素が含まれています。

 食物繊維とビタミンC以外の栄養素を全て含んでおり、その栄養価の高さから「完全栄養食品」ともいわれています。

 それだけ健康的な食品と思うのですが、悪く言われるのは、コレステロール量です。

 日本人の食事摂取基準によると、コレステロールの摂取量は、1日200mg未満に留めることが望ましいとなっています。

 卵黄1個当たりでは、180~225mgとなることを考えると、生活習慣病の「悪者」扱いされることが多いのです。

 しかし、卵についていえば、卵の摂取と病気の関係性については調査した研究は乏しく、その結果には一貫性がないことが多かったそうです。

 そこで詳しく調べたところ、1日当たりおよび1週間当たりの卵の摂取量は、脂肪性肝疾患や高血圧が無いの人の方が多かったとの結果が出ています。

 食生活も様々ですが、卵のように栄養価が高いとコレステロールの吸収に違いがある可能性もあります。

 やはりバランスが取れた食事が、一番健康的ですね。


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