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健康コラム 身体について: 2020年12月

眠れない夜に試してほしいテクニック

 このテクニックの出典はスプリントコーチとして有名なロイド・ウィンターの著書「Relax and Win: Championship Performance」。

 もともとこのテクニックは陸軍向けに開発されたそうで、軍人は戦闘のような緊迫した状態でもしっかり睡眠をとることが求められるため、このような方法が編み出されたようです。

 

 米軍がこの睡眠方法を6週間にわたって訓練したところ、96%の確率で成功したとも言われていますが、その睡眠方法は4つのステップからなります。

 

1 目のまわりや舌、顎など、顔の筋肉を緩める。

2 左右の肩をできるだけ下げ、上腕から下腕の順に力を抜く。

3 ゆっくりを吐いて、上半身から下半身の順にリラックスさせる。

4 次の3つのいずれかをイメージしながら、10秒かけて頭の中を空っぽにする。

  ・静かな湖のほとりでカヌーに横たわっているイメージ

  ・黒のベルベッドのハンモックで寝ているイメージ

  ・「何も考えない、何も考えない……」と自分に言い聞かせ続ける

 

 では、このテクニックの効果はどのくらいあるのでしょう?  

 

 このテクニックに毎日連続で挑戦したあるアメリカのメディアの記者は、4日目の挑戦で「効果を実感した」と述べています。

 

 3日目まではまったく効果がなかったのに、4日目には普段よりも早く眠りにつけたのだそう。

 

 2分で眠ることはなくても、普段より30分近く早く眠れることもあったのだとか。

 

 経済協力開発機構(OECD)が世界33か国を対象に行った調査によると、日本人の平均睡眠時間は442分(7時間22分)。

 

 中国の542分(9時間2分)、アメリカの528分(8時間48分)、フランスとイタリアの513分(8時間33分)など、他国に比べてかなり短く、33か国中最下位でした。

 

 この調査は対象年齢や調査時期が各国で異なる場合もあるため、単純に比較はできませんが、それでも日本人の睡眠時間が短いことは確かな模様。

 

 しかも今年は新型コロナウイルスの影響で、仕事や生活スタイルが変わり、収入や家族のことなど悩みを抱える方も少なくないはず。

 

 不安を胸に眠れない夜を過ごすことも増えているかもしれません。 

 

 1回の挑戦だけで簡単に効果が得られるわけではないですが、毎日続けていくことで、不安感を落ち着かせ、普段よりも早く眠れるようになるのかもしれません。

 

 ベッドに入ってから眠るまで1時間近くかかっていたところを30分に短縮できたら、それだけ睡眠時間を長くできます。

 興味のある方は、試してみてはいかがでしょうか?



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