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健康コラム 健康と美容: 2019年11月

身体を活性化させている仕組み

 骨は、筋肉を発達させるには欠かせないものです。

 骨と筋肉で体は動きますが、ただ動くだけでは臓器などが正常な位置に保つことができません。

 そこで、人が重力に対して立つことができる理由に『張力』が必要で、これによって体の臓器や筋肉が正常に動き、体を活性化させています。

 体の張力を発生させているのは骨と筋肉だけの働きだけでなく、体内を縦に走る血管(閉鎖性の血管)で、その内圧は心臓と脾臓の働きによって足や手の先端にまで張力を充満させています。

 一方、腸管系と肺は腸と協調して肺の圧力を伝え、口と肛門により閉塞性を得て体幹に張力を充満させています。

 人間が活発に動くためには、これらの臓器が力の過不足なく協調して働く必要があります。

 そのため、括約筋というものが存在し、胃や肛門、膀胱、眼にある特殊な筋肉で収縮すると「締め付ける」作用があり圧力を調整しているとも言えます。

 この協調性が乱れることで心臓や腸管の働きが狂い、結果的には、体の張力が失われることによって体が思うように回復しなくなるようになります。

【まとめ】

・血管や腸管の閉塞によって圧力を作る。
・血管は心臓、脾臓の働きで協調性を保つ。
・腸管は肺の働きで協調性を保つ。
・括約筋で調節をしている。

 この仕組みを知っていると、筋肉や骨の歪み、硬さだけで体の良し悪しを判断するのは正しいとは言えないのです。


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呼吸数と寿命


 小動物ほど寿命は短く、大型動物は寿命は長いという結果があります。

 ネズミは5年、酸素消費量は1000。
 犬は12~15年、酸素消費量は500。
 馬は40~50年、酸素消費量は100。
 人間は75年、酸素消費量は250。

 普通であれば、大型動物ほどエネルギーが多く酸素量も多いので、寿命も短くなると考えるのが普通です。

 しかし、実際に体重と酸素消費量を測定し、それと寿命を調べてみると大型動物の方が寿命が長いのです。


 これは、心拍数も関係しているのもあり、哺乳類の心拍数が約15億回程度と見積もられているので、呼吸数とも比例しているのがわかります。

 小動物ほど呼吸数と心拍数は多いので、寿命が短くなります。

 それでは人間はどうかというと、上の例で見ると犬と馬の間に位置しています。

 酸素消費量、体の大きさから言うと馬よりも小さく、酸素消費量も多いのですが、寿命は馬よりも長いという結果です。

 これだと、今までの法則と違うじゃないか!と思われますが、ここが人間の特徴です!

 酸素量が多い一つの理由に『脳に対する消費量』、これが他の哺乳類と比べてはるかに多いのです。

 それは、他の動物より人間の大脳が発達し、それだけ大きいことを意味しています。

 体を動かすよりも、脳を働かすために必要な酸素量がそれだけ必要だということです。

 このことから、人間が他の哺乳類より酸素量が多くても肉体に対して使うエネルギーよりもはるかに「脳」に対して使うことに重点を置いていることが解ります。



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