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健康コラム 自律神経失調症: 2017年10月

2度の差で真逆に?お風呂の効果的な入浴法


 湯船につかるといい気分になります。

 お好みやアロマや入浴剤を入れられている方も多いのではないのでしょうか。

 そのお風呂ですが、入り方によっては健康に役立ったり、逆に身体に負担を掛けたりすることもあるとご存知ですか?

入浴にはどのような効果があるのでしょうか?

 まずは身体を温める「温熱作用」です。

 温かいお湯につかると身体の表面の血液が温められ、その温まった血液が全身を巡ることで身体が温まり、身体の隅々まで酸素や栄養が運ばれ、老廃物や二酸化炭素などは対外に排出されます。

 結果、新陳代謝が活発になり、疲れが取れ、すっきりすると考えられています。

 また、身体が温まると筋肉は緩み、肩こりや腰痛などの筋肉に緊張によるこりやはりの場合には、改善が期待できます。

 しかし、お湯の温度が42度以上か以下では、身体への影響が真逆に変わってくるのです。

自律神経へ影響

 人間には自律神経という神経があり、活動する為の交感神経とリラックスする為の副交感神経が、シーソーのようにバランスをとって健康を維持しています。 

 このバランスが乱れると、「自律神経失調症」と診断されます。

 この自律神経は、入浴の温度によって変化するのです。

 42度以上の熱いお湯に入りますと交感神経が優位になり、血圧は上がり、脈は早まり、筋肉は緊張し、胃腸の動きは鈍くなります。

 逆に、40度ほどのぬるめのお湯に入りますと、副交感神経が優位になり、血圧は下がり、脈はゆっくりになり、筋肉は緩み、胃腸の動きもよくなって、リラックスします。

 自律神経への影響が40~42度のたった2度の違いによって、真逆に働くのです。

 40度ほどのぬるめのお湯は身体への負担が少なく、ゆっくりつかることでリラックスできて、質の良い眠りに繋がります。

 逆に、朝などシャキッと目覚めたい時には、熱めのシャワーを浴びるといいでしょう。



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